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公衆電話


先日、めちゃめちゃ雰囲気のある公衆電話を見つけちゃいました。

IMG_2848.jpg
この雰囲気、マジやばかった((((;´・ω・`)))


以前は、それこそほんの15年前までは至る所に設置されていた公衆電話ですが
最近は全然見なくなりましたよね。


今みたいに誰もが携帯電話やスマホを持ってなかった時代、
誰しも一度は公衆電話を使用したことがあると思う。

10円玉で携帯電話にかけるとあっという間に切れてしまったり、
100円玉しか手元になくて泣く泣く100円玉で電話をかけたり、とか
でも実際に10円玉10枚分電話かけれるかは分からなかったり、
けっこうあるあるネタかなって思います(笑)



あるあるネタと言えば、公衆電話はなぜか心霊スポットや心霊現象の
話にはこと欠かないですよね。

有名な話で言えばさとるくんとか。。(/〜\)💦


俺は絶対したくないからしないけど、もし興味がある方は
自己責任でさとる君を呼び出してみてください。Wikipedia
にのってます。



せっかくなので、今日のブログは趣向を変えてそっち系の
話をしてみようと思います。
有名な都市伝説なので知っている方もいるかもしれませんが……。





これはある高校生3人に起きた実話です。




登場人物の名前(仮名)は 吉田、浅井、中山。

ある休みの日に起きた出来事だそうです。



3人はいつもつるんでいるメンバーで
暇を持て余してはしょっちゅうコンビニでたむろしていた。


夏のコンビニの光には大量の虫と、大量のヒマ人高校生が集まるのは
いつの時代も同じなんだろう。
この日も3人はいつものようにコンビニでうだうだしていた。


ちょっと都心から離れた地方のコンビニの駐車場はめっちゃ広いので
場所には困らないってのも人が集まる理由の一つだろう。





「何か面白いことない?」

そんなセリフを一日一回は誰かが言う。




「ないなあ」

それに対する返答も、もうお約束だ。


毎日そんなやりとりをしているが
その日は少しいつもと違う日だった。


「お前らやることないなら、ちょっと面白い話聞いたから、そこ行けば?」
コンビニの店長は3人にそう言ってあるタクシーの運転手を紹介した。
ここの店長と3人は昔からの知り合いらしい。


タクシーの運転手が話し始めた。
「幽霊が出るとか出ないとか、そういう公衆電話があるんだ」


「俺たちタクシードライバーの間ではけっこう有名な話なんだけど
あそこの山道があるだろ?そのトンネルを抜けてもうちょっと進むと
公衆電話があるんだけど、そこに幽霊が出るっていう噂だ。

俺は見たことないけど、いろんな人が出る出るって言ってるから
今夏だし、肝試しにはもってこいなんじゃない?」


携帯電話普及に反比例するかのようにだんだんその数が減って
きていて公衆電話は珍しくなっていた。


その話を聞いたときのみんなの反応は、
しょうがないからそこに行って暇つぶしをするか、というものだった。

3人は早速その幽霊が出るという噂の公衆電話に行くことにした。



コンビニから自転車で走ること一時間。



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途中にあった長いトンネルを抜け、目的地に着いた。



真っ暗な中に電話ボックスの白い明かりが一つ。


周りには外灯すらなく、やたらと公衆電話ボックスの存在感があった。


3人は「これかな?」「誰がこんなとこで電話かけるんだよ…」
「こわっ!マジ雰囲気あるんだけど」
などと、わいわいと群がりああでもないこうでもないと言い合っていた。


ひとしきり騒いで満足したのか、はたまた飽きたのか。

誰かが、帰るか、と言ったのを合図に帰ろうと3人は自転車にまたがった。


その時だった、


リーん…


と、公衆電話が鳴った。



そのあまりに響いた音にみな固まった。


今更だが、その電話ボックスの周囲は恐ろしく車や人の気配がなく
静まり返っていることに気付く。


時間は夜中、田舎の山道。



山の中というのは想像する以上に暗い。



俺自身、夜の山道を単車で走ったことがあるから
すぐに想像できるけど本当に暗闇でライトを消すと全く
何も見えないぐらい暗いのだ。





電話ボックスの蛍光灯だけが周りを照らす唯一の光。


その電話から鳴り響く規則的な音が妙に大きく聞こえる。



リーん リーん リーん リーん………


急かすように公衆電話は鳴り続けた。

いつの間にか誰かがこの電話に出なければならないのでは?
誰もがそう思い始めた。

なぜかその場を逃げ出せる空気じゃなくなっていた。



「なあ。お前出ろよ」
誰かが言った。


「いや、お前こそ」
誰かがそう返した。



3人は怖がりながらもそんなことを繰り返していた。


公衆電話の音は依然として鳴り止まない。





「じゃあ、、俺が出るよ」


3人の中でリーダー格だった浅井君がそう言った。



浅井君はびくびくと怖がりながら電話に近づき
電話ボックスの扉を開けた。


知ってると思うけど大抵の電話ボックスって一人しか
入れないほどの大きさだ。


しかしバラバラ離れてしまうのが怖くなった3人は
その狭い電話ボックスの中にぎゅうぎゅうになりなが一緒に入った。



扉を開けっ放しにして、浅井君は他の二人にも聞こえるように
受話器を取った。







「………………………………み……」

何かを喋っているのか。
わからないが、聞き取り辛い。
しかし、相手がいることは分かる。
何かを繰り返して言っているようだ。




「……か…………あ……と…………み……」




「……か…………あ……と…………み……」




か・あ・と・み、と言っているように聞こえた。



電話の中の声はずっとこれを繰り返している。
そしてそのうちに電話は切れてしまった。



「最初は怖かったけど、何か拍子抜けしたなあ」
浅井君はそう言って、受話器を置いた。

吉田君も強がりからか、面白いネタできたなあ、とか何とか言っていた。



この不気味な現象を目の当たりにして、内心怖かったからなのか
帰り道3人は「か・あ・と・み」については触れずに
そのまま家に帰った。




   ー 翌日 ー


翌日には3人とも昨日の肝試しのことは忘れて
またいつものようにコンビニに集まり
「何か面白いことない?」と言い合っていた。



しかし、


それから二日後



浅井君が死んだ。



2人はあまりに突然のことに、わけが分からなくなった。
現実感のなさに通夜、告別式が終わっても2人は一言も喋れなかった。



告別式が終わりそれぞれが家に帰ろうとした時
浅井君の兄が近づいてきて2人に話しかけた。

「吉田君、中山君、君たちの事は弟からよく聞いていたよ。
今まで、、弟と仲良くしてくれて、本当に、ありがとう」

涙が溢れるのをこらえながら話したのだろう、
言葉が切れ切れになっていた。。


その言葉を聞いた瞬間、浅井君が死んでから初めて2人は泣いた。



2人は、なぜだかそのまま家には帰らずにファミレスで話をした。

お互い何も言わなかったがなぜか自然にいつもたむろしているコンビニ
ではなくファミレスを選んだ。


「アイツがいないなんて、今でも実感わかないよな」

中山君は、亡くなったとは言わず、いないと言った。


「そうだな。アイツと最後に会ったのいつだっけ? ……コンビニか」


「いつもコンビニだもんな、はははっ……はは……」

悲しみを隠すためか、力なく笑った。
この喪失感を何とかしよう、そう考えていたんだと思う。

「たしか、あの公衆電話を見に行った後、すぐだったよな」

「そうそう。そう言えばカートミとか何とかずっと言って
切れちゃったんだよなアレ」


「正直に言うと、あの時俺ちょっと……ビビってた」

2人は笑いながら、実は俺も、俺もと言い合った。

「カートミって何だったんだろうなあ?」


浅井君が死んだことに対して逃避したかったんだろう。
分けわかんないよな、とか、幽霊とかそんなのいるわけねーし!
とか、くだらない方向に話を持っていき努めて明るく
下らなくなる様に笑いながら話し合った。


一息ついて中山君が繰り返しながらつぶやいた。

「カートミ、カートミ、カートミ、かあとみ、か、あと、みっか、
……あとみっか



「え、、?、、あと三日……?」



「………………何だよそれ」



「おい、ちょっと待てよ?!あと三日って、
公衆電話に行ったのっていつだ、、。」



そう、浅井君が死んだのは公衆電話に行った三日後だったのだ。
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